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​ウィンメルブックってなんですか?
What is Wimmelbook?

ウィンメルブックは、スイスやドイツのドイツ語圏で昔から親しまれてきた絵本文化、Wimmelbuch に着想を得て制作しています。Wimmelとは、Wimmeln(動詞)というドイツ語に由来し、(多くのものが)うじゃうじゃといる様子や、ごちゃごちゃと動く、といった意味合いで使われます。この言葉から派生しているWimmelbuchは、たくさんのものやキャラクターがページいっぱいに描かれ、動いている本、を意味しています。

この絵本の特徴は、、

大判のボードブックで、文章はなく、

街や施設を舞台にたくさんの登場人物たちがページいっぱいに描かれていること。

 

絵本を開くたびに新たな発見があり、さまざまな物語を連想させる描写が読者の主体性や想像力を育んでくれる楽しい絵本です。公園、動物園、街、工場、学校など、子ども達に馴染みのある場所を舞台に描かれており、最近では実在する場所を街や施設を描いたウィンメルブックが増えています。

ドイツやスイスは幼児教育先進国でもあります。シュタイナー教育の発展に早期から関わり、世界中で信頼される数多くの知育玩具ブランド、CUBORO(スイス)、ネフ(スイス)、グリムス(ドイツ)、HABA(ドイツ)などを多く輩出している国でもあります。

Wimmelbuchの原型がドイツに誕生したのは1970年代。ウィンメルブックの父と呼ばれるAli Mitgutsch氏の作品が当時のドイツの絵本界に衝撃を与えたとの記述があります。そこから数々の名作が誕生しますが、後々に世界的な大ベストセラーとなったのが、Rotraut Susanne Berner氏の「春夏秋冬

この"読み聞かせない"絵本は、子ども達が自らが物語の語り手となって発言する機会を与えてくれるので、スイスなどでは各家庭や幼稚園にも必ずある教育的役割を担った絵本でもあります。

 

セノアトリエでは、数あるWIMMELBUCHの中でも、実在の場所を舞台に描かれたものに着目し、子どもたちの主体性を養うのはもちろんのこと、地域への関心を育み、地域コミュニティの再生や活性化のツールとしての価値にも注目し、「こどもと街が絵本でつながる」をコンセプトにウィンメルブックを手掛けています。

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